一口馬主を再開しました

 夏休みユル記事シリーズ第3弾。一口馬主。

 ウマ娘の影響もあって、結構始めている人多いようですね。一口なのに、馬主と勘違いしている人が一定量いて、クラブへの文句も多様化したという話を聞いたことがありますが…なんにしても、競馬に関心を持ってくれる人が増えるのは、一競馬ファンとしてとても嬉しいです。

 私も昔は一口馬主をやっていて、はじめは友駿ホースクラブというところでした。○○シチーという馬が多いクラブですね。そのあと、岡田繁幸さんに関心を持ち、ラフィアンターフマンクラブというところで出資するようになりました。そこではじめた出資した馬がマイネルーチェという馬で、新馬勝ち・新潟2歳S2着・オークス6着とずいぶんがんばってくれました。競走生活も長くて、晩年はルメール鞍上で箱根特別という東京2400mのレースを勝ってくれて。そのあと、3頭出資しましたが、起業することになり、活躍もしなかったので、全馬引退とともに一口馬主は一旦止めました。

 やめてから15年くらい経った今年の2月、ラフィアンターフマンクラブが2026年の新規募集を持ってファンドを終了すると発表がありました。老舗一口馬主クラブの一つですし衝撃でしたが、正直なところ、繁幸さんの長男の代になってなんとなく迷走感はあり、自然な流れかなとも思いました。

 そうはいっても、お世話になったラフィアン。最後に一頭持つかと思いつつも、やっぱり、今のラフィアンはなんか違うな…と。こだわりを感じず中途半端というか、私はそういう印象をもちました。

 色々考えた結果、日高の馬産をなんとかしたいという思いが強そうなクラブにしようと決め、ノルマンディーOCにしました。結局岡田一族ですが(笑)。デアリングタクト以降、実績が良いとはいえないですが、一生懸命1勝を目指すスタンスは良いと思うので、ここに決めました。岡田牧雄さんがご健在にもかかわらず、育成方針を少しずつ調整している感じもあって柔軟性を感じたので好感が持てました。

 思い立ったのが2026年の2月ですから、2024年度産は満口の馬も多数。残っている馬から選ぶしかないです。ただ、私は馬体の写真や血統が第一の関心ではないです。第一の関心は、誰が調教師かです。

 端的に言えば、所有馬の近況を読むときに、そうだよねぇと納得ができるコメントが読めるのが理想です。

そういう意味でも、私が出資馬を選ぶときの方針はハッキリしています。

厩舎が“まぁまぁ”良い

 まず、所属予定厩舎を見ます。一流過ぎない厩舎を選びます。一流過ぎる厩舎は、結果が出なければ早々に転厩になる率が高くなりますし、たいして期待馬でもなければ、そもそも助手任せになっているところも多いです。このあたりは税理士と似たようなものだと思っています。

 なので、過去の取材記事や預託馬の近況を見て、

  • 調教もレース選択も科学的に考えているか
  • 自分の乗せたい騎手ではなく、馬に合う騎手を選んでいるか
  • 社台、ノーザン系の馬が一定程度いるが、多すぎない

をベースに調教師をピックアップしています。

 もちろん、馬体の好みや血統の好みなど色々ありますが、成長過程で変わっていくものでもありますし、なによりも厩舎、そして、初期育成をどこで行なうかは重視したいと思っています。

 どんなに見栄えがよくても、いままでの経験上、気性一つで一発アウトになってしまうところがあります。気性の悪さは先天的だけでなく育成過程でもかなり生じえるものだと思っています。特に脱北(北海道から出ること)して本州の調教場に移って調教強度が上がってきたころから、チラホラと怪しい影がちらつきはじめるような感じがあって、丁寧にコメントの推移を読むとわかる馬もいます。

 ただ、脱北まで待っていると満口になってしまう馬が多いので、理想論ではありますが。

 ノルマンディーは他クラブと比べても募集開始が遅めですが、2月だと二次募集ははじまっていて、かなり満口になっている状態でしたが、自信を持って選べた馬が一頭いました。

ジョワリヴレ (父: インディチャンプ、母: クイックメール)

 おそらく、母が高齢かつ、インディチャンプの初年度産駒があまり走っていないから人気がなかったのだと思いますが、2月時点で相当余っていました。厩舎は千葉直人厩舎で個人的な条件には合致し、動きも非常に良かったので出資を決めました。

 その上で、本州に移動してきた後の調教動画をみたら相当良かったので、追加で1口。計2口出資しました。この調教動画の影響なのか、何か裏でコメントが回ったのか、あれよあれよと残口が減り始めて、一気に満口になりました。

 ゲート試験はすんなり合格し、外厩でトレーニング中。夏負けを挟んで、秋口にはデビューできそうですが、マイネルーチェに続き2度目の阪神JF出走はまだ諦めていません。出られてもまったく不思議ではない馬だと思っていますが…どうなることやら。

 ほかにも、マルスヴェント、スイートナラティヴ、ブラックカレントと3頭出資しました。

 マルスヴェントは、動きも良く、丁寧な前川厩舎ということもあり、ジョワリヴレ並に期待していたのですが…育成中の3月末にボルトをともなう骨折をしてしまい、育成に遅れがでるのは心配です。ただ、面構え通り賢いようで、無駄な動きをせず術後は良好のようです。近況で全治がなかなか記載されなかったので、ダメ元でクラブに問い合わせたら、手術日基準で全治9ヵ月とのことでしたので、年明け2月の最終の新馬戦に間に合ってくれれば御の字かなぁと。さほど後遺症が残らなそうなケガだったのでよかったですが、やはり残口があるならギリギリまで待つものだと改めて心に誓った事例でした。

 スイートナラティヴは、奥村武厩舎。同父、同牧場、同厩舎出身のホウオウビスケッツを目標にがんばってほしいところです。運動神経の良さは動画からもハッキリわかるものの、やや線が細いので、晩成型と期待しての出資。実際最近の動画を見ているとまだまだ精神的に幼い素振りをしているので、未勝利戦が終わるまでに1勝してくれればいいかなと。

 ブラックカレントは、地方高知の工藤真司厩舎。地方デビュー馬に出資してみたい思いはあったのですが、南関東じゃつまらないと思い、高知所属のこの馬にしました。何より、父のオーヴァルエースは現役時代たった3戦しかしなかったですが、好きだった馬。さらには、結構オーヴァルエース産駒の地方での勝ち上がり率が高く(N数は少ないけど…)、期待して良いのではないかと思っての出資です。

 一口馬主は、こうやって想像しているときと近況コメントを待っているときが一番楽しいんですが…

 いずれにしても、出資したみんな!ケガに気をつけて長くがんばって走ってほしい!無事是名馬。

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