先日、妻が利用するノートパソコンを買替えてDynabookのとあるモデルに変更しました（OS: Windows11 Pro）。パソコンを切り替えると色々と起きるので（アプリがないとか、ファイルがないとか、色々）、一ヶ月くらいは並行運用していますが、先日、妻がZoomでオンラインMTGをしているときに、「クライアントと会話するときは問題ないが、クライアントが流した音楽が聞こえない」という状況に直面しました。そのときは、旧ノートパソコンを利用して問題なく対応できたわけですが、原因を調べることになりました。

　結論からいうと、Dynabookのサポートページに書いてある次の記事がドンピシャでした。

「スピーカーやヘッドセットから音が出ない、音声が途切れる」https://dynabook.com/assistpc/faq/pcdata3/018964.htm

　この記事の下部にある「◆相手側の音声が聞こえない、途切れる、聞こえづらい場合」の対応をすると改善されました。Realtek Audio Console内にあるAI制御が悪さをしていたということになります。

【注記】ヘッドホンを利用している場合は、◆相手側の音声が聞こえない、途切れる、聞こえづらい場合における「スピーカー」だけでなく「ヘッドホン」においてもAIノイズリダクションをオフにする必要があるようです。なお、この「ヘッドホン」は、ヘッドホン・イヤホンを接続していないと現れないこともあるようです。

　気づいたのは、シンプルな理由で、Windows11のサウンド設定をいじっていたら、変更した直後1秒くらいはテスト音声がでるのですが、その後何かに制御されたような形で音声がでなくなります。ただ、スピーカーが無効になっているわけではないです。

　また、ほかの現象としては、Zoomの「コンピューターオーディオに参加する」前のスピーカーテストでは、ちゃんとスピーカーから音声が流れるのですが、オーディオに参加した後にスピーカーのテストをしても音声が出ないという現象が出ていました。

　いずれにしても、YouTubeからも音声はでるし、クライアントとのMTGで声は問題なく聞こえるところを鑑みると、ノイズ制御系だと気づいたのは早かったのですが、このRealtek Audio Consoleに至るまでが少し時間がかかりました。購入したDynabookでは、「dynabookオンラインミーティングアシスト」というアプリが入っていて、その中からRealtek Audio Consoleに飛べるようになっていました。

　ちなみに、妻がその話をクライアントとしていたら、クライアント先のパソコン数台でも、同様の現象が起きるとのことでしたので、上記のことをお伝えしました。結果改善され、しかも改善されたパソコンはすべてDynabookだったようです。クライアントから追加でいただいた情報だと、「アップデートされると設定が元に戻ることもあるっぽい」という話でした。アップデートとは、何のアップデートかは深く聞いていませんが、まぁ、また現象が生じたらAI制御をオフにすれば問題ないようです。