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数字に現れない組織の現状を可能なかぎり正確に捉える
「うちの社員は、会社の方針をよく理解して行動してくれているから、お客さんの満足度も高い。」 これは、とある社長が自分の主観で話したことです。社長がどういう思いでこういうふうに話したかはわかりませんが、少なくともこの社長は自分の会社につい... -
組織風土変革とはなにか?
昨日、私の前職であるスコラ・コンサルト時代の同僚と飲みに行ってきました。そのときにフッと思い出したのですが、入社してしばらく、お客さんに問われて一言で答えられなかったのは「組織風土変革とはなにか?」という質問です。コミュニケーション活... -
打ち手がみえる従業員満足度調査の設計方法(2):質問設計
前回は調査を実施する環境について書きましたので、今回は質問項目設計について書きたいと思います。質問項目の設計でやりがちな失敗は、 聞きたいと思ったことを場当たり的に並べる というものです。マクロミルのアンケートなどでもそうですが、何も考... -
打ち手がみえる従業員満足度調査の設計方法(1)
従業員満足度調査は、比較的関心の高い分野のようなので、2・3回に分けて設計のポイントを書いていきたいと思います。今回は、調査を実施する環境についてです。従業員満足度調査と一口にいっても色々な種類のものがあります。たとえば、下記のような... -
組織診断ツールの失敗しない活用方法
組織の状態を定量的に分析してくれる診断ツールが、多くのコンサルティング会社から販売されていることはご存知でしょうか?組織調査・組織診断・アセスメントなどという言葉で検索すると、多くの診断ツールがヒットします。このようなツールは、経営者... -
中小企業白書から(社員のやりがいと会社の業績の関係)
中小企業白書という、毎年4月に中小企業庁より発行されている白書があります。この白書は購入することもできますが、無料でダウンロードすることもできます。この中小企業白書では、官民各種機関の調査に基づいて、いろいろな切り口から、中小企業を分... -
経営ビジョン浸透には、社内Twitterが活きる!
私は組織風土改革のコンサルタントとして、ビジョンや行動判断基準の浸透プロセスを作っていく部分につい最近まで関わっていました。多くの経営者から聞かれる問題点は、せっかく中期経営計画や経営ビジョンを策定したのに、まったく現場ではそれに沿っ... -
社員が会社に残るために必要なのは「情」
先日、お客さま先の懇親会に参加させていただきました。小さな会社なので、全員が参加していたので、非常にいろいろな意見が聞けて興味深かったですが、その中でもある従業員が言った一言が非常に耳に残っています。 「社長は、たしかに感情の起伏が激し... -
思い込むことは大切
思い返すと小さい頃からいろいろと思い込まされたことがあります。たとえば、私は福耳の持ち主なのですが、福耳だと金運や幸運に恵まれるという風に近所の人や親戚から言われ続けました。いまでも信じていて、何か困ったことに面したり、なにかの分岐点... -
組織調査の数字に頼ってはいけない
組織の調査には、いろいろなものがあります。従業員満足度調査、360度診断、組織風土調査など。これらの調査自体をおこなうことは非常に意味がありますが、大切なのは、結果数値だけにとらわれず、その数値の背景のある生の声を十分に議論することです。...