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先日、とある場所で、「あんな目にあうなら、子供連れて保健所とか行きたくないよなぁ」って会話があって、自分自身の昔を思い出しました。その、「あんな目」というのは、ほかの子供の付き添いがすべてお母さんで、白い目の視線を多く感じたということでした。
もう、今から10年近く前になりますが、私も3歳児健診だったか1.5歳時健診だったかで保健所に行きました。そのときに、似たような体験もしましたし、保健師さんに食事のことを質問されて、思い出していたら、「まぁ、お父さんにはわからないわね。」っていわれて、「今、思い出している最中だからちょっと待ちなさいよ、あなた。失礼でしょう。その物言いは。」と結構頭にきた記憶があります。そして、私も待っている最中は男性一人で、なんとなーく、針のむしろというか、居心地の悪さを感じたものです。
このような針のむしろの場面は、今に至るまで腐るほど経験してきました。たとえば、小学校の保護者会は、長男の代は父親参加者が私以外に必ず2名いたのですが、次男の代は父親参加者が基本的に私しかいないので、だいたいボクが保護者会に行くと、一人男性で、完全にアウェイな空気です。夏場だと、加齢臭が漂っていないか気を遣うレベルです(まぁ、仕事柄普段から気は遣っていますが…)。
こういう場(健診や保護者会、その他)を経験してきて思うのは、母親にとっては、色々と母親同士でぶっちゃけた会話をしたい場でもあって、男がその場に一人でもいると、話しにくい話題もあるのだということです。それは、何度もそういう場面を経験するうちによくわかってきました。さすがに、「冨山さんがいると話しにくいから出て行って」と言われたことはありませんが、小声で「なんで、お父さんがいるの?」って声が聞こえたことはありますし、それに類する空気を感じて、端っこに移動したこともあります。最近でもあります。
ましてやコロナ禍で話す機会も減っていますし、自宅外の育児の場では、本質的には男性がいると邪魔だと思っている女性も多いのかもしれません。正直、経験上そう感じます。わざわざ気を遣って話しかけてくださるお母さんもいらっしゃるので、それはそれでありがたいですが。
男性の育児参加を促すのは大いに結構ですし、私もそうあるべきだと思います。ですが、男性が育児の場にいるときは、それなりに覚悟して飛び込んできていることを理解してあげてほしいと思います。家庭外での育児の場は、なんだかんだいって、まだまだ女性の場です。周囲の父親仲間と話していると、「冨山さんは、気にしなきゃいいっていうけど、気になるよ。」って何度言われたことか。役割とはいえ、男性からすると、女性だけのおしゃべりの場に飛び込んでいくような怖さというのは私も正直あります。
少なくとも夫婦の間では、そのあたりは理解してあげて、帰宅後にグチをきくとか、ケアをしてあげてほしいと思います。私は妻に色々と話してきたおかげで、何度も立ち向かえたと思っています。最近は、鈍感になって何にも思わなくなりましたけど。強くなったもんです?
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