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“幼さ”の正体:価値観の押し付けから見えてきたもの
先日、大学院時代の同期と話していて、「幼いとはなんだろう?」という質問をしたところ、間髪入れず 幼い人とは、自分の価値観を押し付ける人 という明瞭な回答が返ってきました。この答えはすぐに腑に落ち、幼い高校生、幼い社会人、幼い上司、幼い部... -
エンゲージメント調査の結果を社内に開示する意義
エンゲージメント調査(従業員意識調査)は、組織の健全性を測る重要な指標です。その結果をどのように、誰に、どこまで開示するかという問題は、組織改革を進める上で、そして、信頼関係の構築において極めて重要な意味をもちます。 理想はすべての結... -
焦りが生む風土改革の誤解 – 短期対応と長期変革の両立
風土改革が求められる背景には、多くの場合、組織が直面する大きなトラブルや危機があります。たとえば、重大な品質事故の発生、コンプライアンス違反の発覚、従業員のメンタルヘルス問題の増加、離職率の急上昇、顧客満足度の著しい低下などです。こう... -
人と会う数を増やすことで生まれる「気づき」
「冨山さん、それで人見知りなんですか!?」とよくいわれますが、私は自分で人見知りだと思っています。知っている人が一人でもいる場であれば対応できますが、まったく知り合いがいない場に参加するときは、移動中など、お目に掛かるまでの間はかなり緊... -
父が創業した宅配専門弁当店を畳んで4年が経ちました
父が脱サラして宅配弁当屋を始めたのは、バブルまっ只中の昭和62年。父から聞いた話では、いわゆる出前はあっても、弁当を宅配するというビジネスはまだまだ算入する余地があったそうで、実際、自分が小学生のころは、かなりゆとりのある生活をしていた... -
ファシリテータの役割 – 立場の弱い人の代弁をする
ファシリテータの役割については様々な記事や書籍がありますから、本記事では触れませんが、実際に私がファシリテーションをする際に意識していることの一つを取り上げたいと思います(ファシリテーションの役割をまず把握しておきたい方は、グロービス... -
事業承継において「老いては子に従え」は正しいか?
私の友人に、親から経営を継いだ人が何人かおります。かくいう私も、いわゆる事業承継とは違いますが、父が創業した会社(宅配弁当店)の代表者も兼ねています。その人たちとの会話で、だいたい出てくるのは、「老いては子に従え」という言葉。親族経営... -
個人や小規模企業でもオリジナルのメールアドレスを!
事業をされている個人の方や小規模企業において、gmailやyahooのフリーメールを使っている方は決して少なくない印象です。理由について伺ってみると、以下のようなものがありました。 オリジナルのメールアドレスは運用費が高そう。 オリジナルのメール... -
管理側と現場側の確執
いわゆる管理側と現場側の意見や見方の違いは、企業経営上、企業の規模に依らずつきものです。見解の違いが活用されていれば意味があるのですが、タダのグチの言い合いで終わっている場合もあります。「いいよなぁ、社長(支店長・部長)は好きなときに... -
中小企業白書から(社員のやりがいと会社の業績の関係)
中小企業白書という、毎年4月に中小企業庁より発行されている白書があります。この白書は購入することもできますが、無料でダウンロードすることもできます。この中小企業白書では、官民各種機関の調査に基づいて、いろいろな切り口から、中小企業を分...
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