「商い」で成功する本質をまとめた本

この記事は、作成日から14年経過しています。内容が古い可能性があります。またこの記事は、大幅なデザイン変更前に書かれたものですので、レイアウトが崩れている可能性があります。ご了承ください。

 当社も設立して、2年弱になります。できるだけ正直にお客さまに対価以上の提供価値を感じていただけるように仕事を進めてきました。ただ、その過程では、当然お客さまのお叱りを受けたり、自分でも、もっとこうしておけばよかったと振り返ることもあります。まだまだひよっこですし、思ったようにビジネスができているとはいえませんが、やっと何かが見えてきたというふうにも感じています。

 一旦、原点に立ち返ろうと思い、江戸時代の近江商人の考え方である「三方よし」をキーワードにした本を読み漁った時期があります。三方よしとは、「買い手も売り手も幸せになれる商売をすることが大切だ。そして、社会に貢献できればなおさらよい。」という考え方です。今年の5月ごろですが、国立国会図書館に通い、三方よしをキーワードで調べて引っかかったものはすべて読むという形で読んでいました。もともと「三方よし」という近江商人の考え方でビジネスをできたら理想とは思いながらも、それが具体的にはどういうことはは深く分かっていませんでした。しかし、どれを読んでも歴史的な背景や偉人伝のようなものが多く、やや読みにくいものが多かったというのが率直な印象です。とはいえ、数読めばそれなりに理解できるもので、「なるほど」と思えるようにはなってきました。

 そして、最後に渋谷区の図書館で非常に良い本を見つけました。

「商い」で成功した江戸商人「ビジネス」で苦しむ現代人 (Nanaブックス)

本質的にビジネスで根底に置いておかねばならないことがすべて書かれているように感じます。簡単にまとめるならば、

「人が必要とするところすべてにビジネスの芽があり、使命感をもって、正直にビジネスをしていけば、ぜったいにうまくいく。さらには、社会貢献に繋がる。」

ということだ感じています。一言でまとめてしまうと、なんだそんなことかと思えてしまいますが、裏を返すと、それだけ当たり前すぎて日々見失いがちなことでもあります。この本を読んでいると、いろいろな現代過去の偉人が実践してきたといわれていることが頭に蘇ってくるような感じを受け、普段一冊の本をなんども読むということはないのですが、この本だけは、なんども繰り返し読んでいます。

 私にとっては、常に手元においておきたい本だと感じています。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次