現在執筆中で、かなりテンパっておりまして、現実逃避がてらブログを。夜は感傷的になりがちだと言いますが、夜仕事をしていて、フッと気を抜いたとき、たまに思うことがあります。
あのとき、○○だったら… だいたい私の場合は、受験に関することなんです。
中学受験をするときに、私は麻布を受けたかったのですが、いつの間にか志望校は変わっていて、妙にやる気をなくして、結局勝手に決まっていた第一志望の早実を落とし、第二志望の立教に進学しました。祖母は立教に行ってほしかったらしく、やたら周囲に触れ回って非常に恥ずかしかった思いがありますが、あのとき、麻布を受けていたらどうだったのだろう?と。中学3年間ずっと考えていました。たぶん、落ちていたとは思いますが、闘ってみたかったなぁと、今でも思います。今でも思うので、息子たちには、本当に行きたいと思った学校があれば、無謀でも受けさせてあげるようにしています。二人ともそれがあるので良かったですが、不思議なもので、無謀じゃないレベルまで持ってくるんですよね…立ち向かう意思があると。小6の次男はこれからですが、現在中3の長男の、小6後半の姿は、今思い出しても、本当に格好良かったと思っていますし、思い出すと涙が出てきそうになります。そもそも、受験日程終了日の夕食時にボロボロ一人で泣いて、「とーちゃん、何泣いてんだ?」って家族全員にドン引きされたのを覚えています。
思いっきり話が逸れました、戻します。そして次の「あのとき」は大学受験ですね。第一志望が東工大。高3の模試でも判定はよく、まず落ちないだろうと思って受けましたが、過去問でも模試でも安定して得点が高かった数学が大失敗。むしろ、いつも危なっかしかった化学はものすごくできたという…ただ、東工大は数学失敗したらほぼ終了なので、試験終了時にもうわかったので、頭が真っ白になった覚えがあります。そして、理科大に進学しました。ちなみに、早慶は受けるつもりはありませんでしたが(単科といって良いのかわかりませんが、理系専門の大学に行きたかったので)、早稲田だけは受けてくれとある人に言われ、しぶしぶ受けて、そんな気持ちでは当然不合格。もう理科大受かっていたので、早稲田よりも数日後の東工大しか眼中になかったですし、落ちるわけがないと高をくくっていたというのもあります。東工大に受かっていたら、ロボット。理科大だったらプログラミング。そう決めきった受験だったので、プログラミングというか情報科学の世界に進みました。
あのとき、東工大に合格していて、ロボットをやっていたら、いまどうしていたのだろう?妙なこだわりを示さず、早慶を普通に志望校にして、きちんと準備をして受けていたらどうだったのだろう?たまーに、シミュレーションしたりしてみます。たぶん、今以上に鼻につく性格のままで、友人がいなかったのではないか、東工大に落ちたからこそ、補おうと英会話を必死にやったわけで、東工大だったら、まったく英会話に関心を示さなかったのではないか。どんな会社に行っていたのだろうか?そこまで至った後、いつも思うことがあります。どうせ、組織風土に関心をもって、結局今と同じ道を歩んでいたのではないか。
もう一つは院試(大学院入試)です。院試は初めて真剣に勉強しました。理科大から東工大の大学院に進学したい仲間を集めて大学3年夏くらいから一緒に勉強しました。最初は6人いましたが、最終的には私ともう一人だけになり、残りの4人は理科大の大学院に進学しました。もう理科大に残るつもりはなかったので、東工大・東大・電通大とそれぞれ関連研究分野の教授にお目に掛かり、ここというところを探し受験しました。結果、すべて合格しました。進学しないところへは手続きをしないで放置しておくものだと(いま思うと、ものすごく失礼…)思っていたら、東大から電話が来て、「手続きされないんですか?」といわれ、「東工大に行きます」といったら、絶句されたのを覚えています。普通は断らないんだろうなぁと。
あのとき、東大に行っていたらどうだったんだろうなぁと思うときもあります。ただ、これに関しては、いつも東工大で良かったと思うんですよね。不思議と。東大にしておけば良かったと思ったことはただの一度もない。
結果的に、色々な常識の波に逆らって生きてきて、今に至っていますが、いつも、この人生で良かったなぁと思っています。まだ終わっていませんし、終わっちゃ困りますが(笑)
何より、妻に出会えてなかったら…というのが一番ゾッとすることなので、いつもだいたいシミュレーションがバグってきて、大学で東工大に受かっていたとして、その後、どういうルートだったら妻と会えたのかとか、アホらしいことを考える方向に行きます😅何回生まれ変わっても妻と結婚したいくらい大好きなので。
まぁ、ボクが妄想好きだからかもしれませんが、自分の過去を振り返る中で、意外に色々なヒントってあるもので、案外面白いものだったりします。後から生成された、事実とは異なる記憶もあるかもしれませんけどね。
親には色々苦労も掛けましたが、苦労を掛けられたという思いもあるので、文句や恨み言がないといえばウソになりますが、人生をゆったりと振り返ると、なんだかんだ充実した人生を送らせてもらっているなという感謝の気持ちも生まれます。
まったく生産性のない、私の現実逃避記事を最後までお読みいただきありがとうございました。では、執筆作業に戻ります😥
コメント