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今回、私たちの家族が、NHKさんの企画「ミドルエイジ・クライシス」の一環で取材を受けました。私個人としては、ストーリーには非常に満足しており、興味深く拝見していました。しかし、当然ながら、NHKさんの企画趣旨というものがあって、企画全体の流れを混乱させる部分はどうしても欠落してしまいます。そういった、取材の裏話的なものは、妻が当社運営サイトパパママGoodLife内で記事を書いているので、そちらをご参照ください。
NHKでは放映されなかった仕事と子育て両立の実態【パパママ GoodLife内】
個人的に一番残念だったのは、パパママGoodLifeを立ち上げているというところが番組内で伝わらなかったことですが…ミドルエイジ・クライシスのホームページ内でパパママGoodLifeのことは書いてくださっており、その点は大変感謝しております。ちなみに、ミドルエイジ・クライシスのホームページでは、出演シーンがご覧いただけますので、よければご覧ください。
さて、今回の放映を受けて、いろいろな方面から私や妻に感想をいただきました。昔から長い付き合いの方、最近お付き合いしていなかったのにこれを機にコンタクトをくださった方、一視聴者としてご覧下さり、twitterなどで感想をくださった方。本当にありがとうございます。そのなかで、一番引用が多かったのは、インタビューの中で私が発した下記のコメントでした。
「(退職後ブランクが長くなるにつれて)もともとビジネス感覚をもっていた妻がどんどんなくなっていった。それを取り戻してもらうほうが私たちには重要だった。」
これは、「佳代さん(妻の名前)が仕事に復帰するということで、家のことをする時間が増える。つまり、陽平さん(私)の仕事の時間は当然減りますよね?どう思いました?」という記者の質問に対して答えたものです。
特に、女性がこのコメントに対して引用しておられました。実はこのコメントは私自身が当時思っていただけでなく、妻本人も自覚していたところに、実際に妻にもぶつけたものであり、傷つけてしまった経緯があります。今回のいろいろな方の反応をみても、子育て中の女性で、仕事復帰を考えている多くの方はこのような不安をもっているのではないかと思います。
このようなブランクを埋めることは、「復帰」する上ではどの世界でも必要とされます。たとえば、競馬の競走馬。どんなに強い競走馬でも、長いブランクの後に大きなレースにぶっつけ本番で出走して勝つというのはなかなか難しいものです。しかし、年々その勝つ確率は高くなっています。これは、まさにコンディション調整技術の進歩によるもので、ブランクがあっても元の実力を発揮しやすい状況が年々作れるようになってきているわけです。
女性の仕事復帰も同じことがいえます。昔は、いまほど女性の仕事復帰は重視されておらず、仕事復帰講座のようなものは数が少なかったと聞いています。しかし、いまは官民問わず多くの機関が講座を実施しています。ぜひ、このような講座(通信ではなく通学、人と生でコミュニケーションをとることが大切です)に足を運んでいただきたいと思いますし、どんなに仕事が忙しい夫でも、そこだけは協力していただきたいと思います。
余談
ほかに多いコメントとしては、ウチの息子が実にかわいいということでした。お世辞と分かっていても、親バカなので嬉しいもんです。
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