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PowerPointなどのプレゼンテーションソフトで図や表などを作成し、それを画像にしたいというニーズは結構高いように思います。しかし、この画像化できたとしても画像が汚いという声はよく聞きます。なぜ汚いのかという技術的な話は割愛して、今回はできるだけきれいな画像を製作する方法を書いていこうと思います。以下、PowerPoint2007を利用していると想定して話を進めていきます。なお、こちらで紹介する方法は無料で実施する方法を軸にしております。
【ソフトを準備する】
PowerPointなどのプレゼンテーションソフトのほかに、
- GIMP(画像編集ソフト) Windows版 Mac版
- Office PDF保存用アドイン インストール(Windows版のみ)
を準備してください。GIMPは無料の画像編集ソフトですが、極めて高機能なツールです。ただし、使い勝手はややクセがあると思います。
【画像に変換する】
- PowerPointで対象のスライドを開き、<左上の丸いOfficeマーク>→<名前をつけて保存>→<PDFまたはXPS>→<保存>
※保存するときのファイル名は半角英数字にすること
※STEP2でGIMPで読み込む際に、ファイルのパス(C:\フォルダ名\フォルダ名\ファイル名)のどこかに全角文字があるとエラーがでます。保存先は、パスに日本語が含まれないところにしてください。たとえば、一時的に当該ファイルをCドライブの直下に置くということです。 - GIMPを起動し、<ファイル>→<開く>→<当該のPDFファイルを選択>する
- 下記のようなボックスが開くので、幅と高さを大きめ(2000px)くらいにとってインポートする
- <画像>→<画像の拡大縮小>でお好きなサイズにする。なお、WEBで利用する場合は、解像度は72pdiで十分です。
- その他細かい画像加工(トリミング、白部分の透明化など)については、GIMPマニュアルをご参照ください。
【GIMPの代替方法】
- cometdocsを利用する。手軽にPDFを画像に変換してくれます。ただし、PDFの種類によっては正確に変換されません。また、画像サイズが指定できません。
- PhotoShopを購入する。一番間違いのない方法です。ただし、コストもそれなりにかかります。
【PowerPointのプレゼン資料をWEBで公開したい】
そもそも画像化する目的がプレゼン資料の公開であった場合、画像化せずともGoogleDocsを利用する方法があります。一般公開する文書であれば、一番手堅い方法だと思います。単純にPPTのファイルをアップロードして、公開扱いにするとタグが生成されるので、それをホームページやブログに埋め込むだけです。当社のクライアントさんでも利用されている方がおられます。ただし、GoogleDocsに取り込むときに、たいていデザインが崩れます。デザインの修正にやや手間はありますが、WEB上では非常にきれいにみることができます。
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