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私自身もリモート環境下での会議の使い分けについて、色々な事例を見聞きしてきましたが、日本経済新聞で紹介されていたサイバーエージェントさんの事例がものすごく実効性が高いように感じました。
「日本経済新聞2020.3.28記事:サイバーエージェント、15分ウェブ会議 議論集中し即決」内の図表を引用
この記事にあるような使い分けは、非常に当を得ていますし、納得感が高いですが、一番の重要なポイントは「会議資料の事前提出・事前確認・事前共有」だと思います。
リモートか対面か関係なく、会議時間を無駄なものと捉えて会議時間をやみくもに圧縮しようとする企業さんは結構多いです。ただ、この記事にあるような「事前提出・事前確認・事前共有」があってこそ成立するものです。その議論全体にかける時間を減らしてはいけません。
また、このスタイルはかなりの個の自律が求められます。このスタイルが充分に機能するようであれば、自社の社員一人ひとりの個が自律していると思いますし、逆に、結局事前準備はせず、さらには「会議は早く終わらせよー」という空気が漂うようであれば、それは自律とは縁遠い状態といえます。
対面だけの時代であれば、「わりー、忙しくて読んでないや」という上司の前で、再度説明を部下に頼むというムダな作業が許容されていたかもしれません。これからの時代は、時間の圧縮を求めるのであれば、それは個人やリモート上で思考・議論する時間が増えることを意味しており、一つの議題にかける時間の総和を減らせば、結果的には生産性が下がります。
ルールの徹底をするのか、いっそ事前準備はほどほどに会議時間を充分に確保するのか、その企業のスタイルに合った方針で検討したいものです。
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