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いま、携帯電話は、3GとLTEという2種類の通信方式を利用することができます。現在販売されている多くのスマートフォンはLTEと3Gの療法に対応する端末ですが、少し古いスマートフォンとフィーチャーフォン(ガラケー)は、3Gにしか対応しておりません。
データ通信に限れば、LTE対応・非対応にかかわらず定額料金はほぼおなじ金額ですが、大きく差がつくのは通話料です。大手3社ともに、LTE対応端末においては無料通話が含まれた料金プランが提供されておりません。ですので、LTE端末に機種変更をしたら、膨大に通話料金が請求されたという話を耳にするケースも多々あります。
では、通話料を軽減する方法はないのか?これはauでした確認をとっておりませんが、家族割でまとめている他のLTE非対応端末の無料通話を分け合うことができます(ウェブ上のFAQを見る限り、docomoもこの方法が利用できるようです)。
具体的に通話料部分だけを計算してみましょう。念のため申し上げますが、違法性はありませんのでご安心ください。まず条件として。。。
- au契約とします。
- ガラケー併用タイプの場合、ガラケーはネット契約をせず、通話のみの契約にします。新品で通話のみの契約をすると端末代はかなり高額になりますので、端末は、古いものをオークションや中古ショップで手に入れて、auショップに持ち込んで契約しましょう。シンプルプランのいずれかで契約します。
- 通話の相手は、携帯電話、固定電話問わず、まんべんなく様々なところにかけるものとします。
この条件で、計算すると下記の表(クリックすると拡大されます)のようになります。なお、通話時間は簡単のため、連続通話としています。
通話料金の計算は非常に複雑なので、あくまで参考程度のデータではありますが、月に約30分以上通話する場合は、ネット契約のないガラケーを別に所持しておいて、無料通話付きプランを利用できるようにしたほうがお得です。また、約50分以上通話をする場合は、通話ワイド24(自社・他社・固定電話とわず通話料半額)をLTEプランのオプションとして契約し、かつ、ガラケーを持つことが一番割安になります。月120分の通話であっても年間3万円程度違ってきますから、大きいですね。ちなみに、docomoの場合、通話ワイド24に相当するプランがないので、表の列の「ワ」の部分を除いて考えるとほぼ同じような感じになるかなと考えます(未検証)。
さて、通話時間ごとの最安料金の契約方法をグラフ(クリックすると拡大)にすると下記のとおりです。
どの通話時間に対して、どのプランが一番安いか大方の検討はつきます。
しかしながら、こういう問題はVoLTEが登場すれば解決されるでしょう。現在は、LTE対応端末もそうでない端末は通話は3Gを通じて行います。VoLTEとは通話もLTE上で行う方式です。一般論ですが、VoLTEになれば、各社ともに自社他社とわず通話料が定額になることが予想されています。そういう意味では、LTE端末のランニングコストは実はいまが一番高いのではないかと考えています。まぁ、新技術ですから当たり前といえば当たり前ですが。
VoLTEは米韓の一部のキャリアで昨年から始まっております。日本でも本年からと予想されていましたが、遅れているようです。LTEの整備が十分に進まなければ通話ができなくなる問題も発生しかねないでしょうし、慎重に進めるでしょうね。。。
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