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よく聞かれる質問の一つに、「Windows’(xp/vista/7)のウィルスソフトってどれがいいんですか?」というものがあります。この質問の背景には、以下の様な問題を起こしたくないという意識があります。
- ウィルスに感染した上でのデータの流出を防ぎたい
- 迷惑メールの添付ファイルをクリックしてしまい、ウィルスに感染することを防ぎたい
- 不正アクセスから防ぎたい
などなど。ここでいう、ウィルスとは、ウィルス以外にもスパイウェア・マルウェアというものも含まれます。一般のかたはあまり区別せずに言葉を使っていますし、悪いことが起きるという意味では同じなので、このあたりの詳細な解説は省きますが、そもそもこういう事象は、基本的には以下の3つのパターンから起きます。
- 無差別な不正アクセスの標的にあった場合(外部から内部への攻撃)
- 自ら悪意を持って不正なソフトを利用した場合
- ウィルスに感染し、パソコン内部に植え付けられた不正ソフトが悪意をもって何らかの行動を起こす場合(内部のソフトから外部へのアクセス、内部のソフトが旗振り役になり門を開けて、外部からのアクセスを容易にする場合)
1に関しては、Windows標準のファイアウォールで基本的には防いでくれます。2に関しては、貸与PCの管理権限を与えず、アプリケーションのインストールをさせなければ防ぐことができます。ウィルスソフトは主に3について対応してくれます。
つまり、基本的には、Windows標準のファイアウォール+ウィルスソフトで、よほど悪意のある不正アクセスを除けば、十分にパソコンを防御できます。
ただ、Windowsこのウィルスソフトを選ぶにあたって以下の点を注意しなくてはいけません。
- 常にソフトを最新の状態に更新していなければ効果が半減する(多くのソフトは、ネットに繋がっていれば自動的に最新の状態にしてくれますが、有料ソフトで更新料を支払っていない場合は、更新が止まります)
- 性能がよくないパソコンで動作が重いウィルスソフトの場合、通常の利用が遅くなるなどの不具合が生じる。
- ファイアウォール機能など付帯する機能がついているかどうか。
私は状況に合わせて以下の2つのソフトをおすすめしています。
1. ESET NOD32アンチウイルス
有料ではありますが、軽量で管理がしやすい(以下の画面はwww.eset-nod32-antivirus.jpから引用)ソフトです。管理画面上から更新作業をおこなえば、勝手に更新されますので、管理者さえきちんと把握していれば更新切れの問題は起きません。ご相談を受けたら必ず推薦するソフトです。当社でも利用しています。
2. Microsoft Security Essentials
マイクロソフトが提供している無料のウィルスソフトです。ただし、ビジネス利用では10台までになりますので、お気をつけ下さい。
以上です。そのほかにもたくさんウィルスソフトはありますが、公表されているウィルスの検出力・軽量性・管理の容易性の観点から上記の2つのソフトをおすすめします。
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