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「この人、ぜんぜん話を聴いてくれていない」そんなふうに思う人、まわりにいますか?この人、話を聞いてくれないなぁって思う人には大きく一つの性格的な特徴があると思っています。
本来、人に教えられるのが嫌い=(無駄に)プライドが高い
また、態度的な特徴としては以下のどれかにあてはまると思っています(たまたまその話に関心がない、言葉がわからないなどのケースは当然除外しています)。
- 人の話をさえぎって自分が話し始めるタイミングを探っている(常に口がパクパクしている感じ)
- 明らかに傾聴の方法論を実践して、聴いているフリをしている
- 例1:人の話と本人のうなずきのタイミングが合っていない
- 例2:こちらの姿勢(腕を組んだり、足を組んだりなど)を真似しているけれども、ものすごい不自然
- 例3:目線をやたらに合わせてくる(ぶっちゃけ、気持ち悪い)
正直に言うと、本来は私も話を聴かない人だったと思います。人に教えられるのはあまり好きでありませんでしたし、自分で勉強してわからないところを聴くという、今思えば、井の中の蛙大海を知らず的な考えを持っていました。昔は露骨に「人の話を聴かないよな」と言われていましたし、今でも、人の話を聴くときはかなり意識を立てていますし、本質的にはあまり得意ではないと思っています。だから、たまに、1番のような態度がでてしまうことがあります。とはいえ、社会人になって色々と問題に直面する中で、無駄なプライドがいろいろと阻害していることに気づいていきます。人の話を聴かないと仕事が進まないし、人に教えてもらうことは自分の知らない世界のことが多く、大変面白いということが身に染みてわかってきて(独立したあとはなおさらですが)、少しずつ自然に話が聴けるようになってきたと思います。
そんな話をまったく聴かなかった私でも、この人の話は聞いてしまうという人が何人かいました。要するに、話を聴かない人に話を聞かせる術を持った人には共通点があったと今にして思います。単純なことですが、
話している相手の心の余裕をつくる=気分をよくさせる
つまり、まずは相手の欲求を充足させてあげて、信頼関係を作る必要があります。まずは、相手に関心を持って、話を聴くことが大切なのです。ただ、これは傾聴の鉄則ですよね。言い換えると、
あなた自身に話を聴く意識があれば、相手は自然に話を聴いてくれる
ということです。
当たり前のようですが、話を聴かない人を目の前にすると、「聴かせなきゃ!」みたいな対決意識になってしまうことが往々にしてあります。裏を返せば、お互いに話をするだけで聴かないという状況になります。どうせなら、自分から「聴いてあげよう!」という意識で対応すると良いのではないでしょうか?
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