iPhone5をauで買うか、softbankで買うか

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 auでiPhone5が販売されることは、最近現実的な予測として話題になっていました。昨年度までも噂はありましたが、そのころはauの周波数帯が特殊だったので、グローバルフォンのiPhoneはau専用に作ってもらわないことには利用できず、非現実的でした。このたびの22日発売の日経ビジネスの記事である程度確定的になったようです。androidにこだわらずWindowsPhoneも含めて、全方位的にグローバルフォンの導入をすすめる経営戦略から、8月ごろから一部のアナリストが予測記事を発表していました。

 私の興味は、電波面で不利なSoftBankがどう戦うかにあります。まず、それぞれの会社がどのような特徴があり、不安を抱えているか整理したいと思います。

  特徴 不安
SoftBank
  • パケット代が安い
  • プラチナバンドの900Mhz帯が確保できれば、早ければ来年前半より電波が本格的に改善される可能性をもっている
  • au参入でiPhoneユーザが減るのは確実で、そのぶん快適に通信できる可能性は高まる
  • 電話・データ通信とも繋がらないエリア(そもそも基地局が届かない場合、電波輻輳の場合の両面)が広い
  • 現在のデータ流域ではテザリングは不可能
au
  • 新800Mhz帯(対応エリア)であっても、十分なエリアが確保できている。
  • 制限がかかるといはいえ、データの流域は大きいため、一定以上の快適な通信が見込める
  • テザリングなど本来iPhoneであればできることができるようになる可能性がある。
  • 一気のユーザ増加でインフラが耐えられるのかどうか
  • android端末であっても、EメールやCメールの機能制限がかかって発売される場合があるので、今回もそうなるのではないかという不安

 この状況から考えると、SoftBankからauに一気にユーザが流れる可能性は極めて高いものと考えられます。しかし、softbankもなにか手を打ってくるでしょう。たとえば、

  • FlashのHTML5への変換サーバを自前でもちブラウザを提供し、SoftBankユーザだけがそのブラウザを利用できるようにする
  • 他社がデータ通信の半従量制を目指す傾向にある中、定額制にこだわる
  • ウィルコムと同じく、誰とでも定額を始める

などなど。auからiPhone5がどのような機能制限のもとで発売されるかも興味がありますが、SoftBankがどのような手を打ってくるかも大いに興味があります。

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